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明日の残りもの

好きなものをひたすら好きなだけ @pakupaku_gugu

ジャニーズWESTの居る学校へ行こう!!! -午後編-

 

前の記事の続きです。

 

★AM 12:40 購買
屋上から出て、自分のブレザーに濱田先輩のタバコの香りが残っていないか確認すると、不思議と臭いは全くしませんでした。昼休みが始まってから少し経っているおかげで購買に人はまばらで、なぜか桐山先生がパンの並ぶケースに肘をついて生徒と話をしていました。

「お。いらっしゃーい。」にこにこと底抜けな明るい笑顔になぜだか安心したあなた。「いやいや、桐山先生いつから購買のおばちゃんに転職したんですか?」「してへんわ!おばちゃん、今釣り銭切らして、取りに言ってるからお留守番や。」で、何にすんねん〜もう焼きそばパンなら食うてもうたで〜と教師より転職なのでは?と思うほど楽しそう。「いちご牛乳、くださいー。」「え、自分めっちゃ可愛い飲み物飲むやん!」「似合わないですか?」「いやいや!おっちゃん、今キュンってしたわ!」大きな掌がピンク色の紙パックを一つ取り出し、こちらに渡す。

財布から小銭を取り出そうとすると「あ、ええよ!ここは先生おごったる!」「え、いやなんでですか!」「自分の意外な一面しれた記念日や!」そう言って自分のパンツのポケットに入っていた皮財布から小銭をレジに入れる。その一連の流れが素早くスマート。「ありがとうございます・・・」「他の生徒には内緒な!」
なんだか喉が渇いて、その場でストローをさして口をつけるとなぜだか物珍しそうにこちらを見る桐山先生。「飲みます?」聞いてみると、一瞬驚いた顔をしてから笑い出す。「え、なんですか?」「自分、それは反則やろー!」「へ・・・」「関節チューになってまうやん?」思わぬ一言に驚いているとなぜだか心底楽しそうに独特の細い笑い方をしながら、
「それ、好きな男以外にしたらあかんよ?男なんて本間、単純なんやから。」
自分、ポイント高いなあー、パンも食うか?なんて、まだ桐山先生は笑い続けています。

 


★PM 01:05 中庭
桐山先生から奢ってもらったいちご牛乳はいつの間にかぬるくなってしまっていて、教室に戻る渡り廊下を歩いていると「おーい、ええもん持ってるやんけ。」聞き飽きた声がしました。
中庭にはシャツをまくり、グローブをはめた、同じクラスの重が。なぜか肝心のボールもキャッチボールの相手も見当たりません。
「何やってんの・・・ひとり?」「ちゃうわ!神ちゃんがボール取りいってんねん。」「ふーん・・・重、野球部なんだっけ?」「お前、知らんのか!エースやエース!」「へえ、そうなんだー」淡々と答えてしまうと、重はわかりやすくうなだれてため息をつきます。「まだまだやなあ、俺も。」呟きながらあなたの居る校舎の方によってきて校舎に背を預けてつまらなそうにグローブをいじり始めます。後ろから重をみる形となったあなたは重の首筋に一筋伝う汗を見て、教室にいる時とは違う一面を感じます。なぜか、そこから去りづらくなったのでそのままいちご牛乳に口をつけると重はあなたにしか聞こえないような声で鼻歌を歌い始めます。「呼吸を止めて1秒、あなた真剣な目をしたから〜・・・」「・・・タッチ?」「うん、俺上杉達也に憧れてるねん。」「ふふ、本当に?」「いや嘘やけど。」「なにそれ。」「でも南ちゃんは募集中ー。」「あはは、なにそれ。」「もしもさ、」気づくとグローブをいじっていた手がピタリと止まっていて・・・
「俺が、甲子園連れてったるっていったらどうする?」
振り向いてはくれないから、どんな表情をしているかは分からなかったけれど短く切りそろえられた黒髪から覗く耳がほんのり赤い気がして・・・
「そのセリフは・・・達也も吃驚な格好良さじゃない?」という、可愛くない答えが口から出てしまいました。

 

 

★PM 02:58
科学の実験で火傷をしてしまった人差し指を見ながら、重の耳もこんな風に赤かったなあ…なんて考えながら保健室までの道をぼんやり歩いた。保健室のなぜか大きな音がする扉を開けると、奥のベットに腰をかける金髪が目に飛び込む。その美貌と、教室不在率の高さに、実在しない人物なのでは?という学校の七不思議が囁かれている藤井くん。「お、先輩久々やなあ。」「藤井くん・・・君は保険室の住人なの・・・?」「ははっ。ええなあ、それ。」よく見れば、ワイシャツがかなり大胆に開いていて、思わず目をそらす。それに気づいた藤井くんはなぜか嬉しそうに「あーごめんごめん。ていうか、先輩どうしたん?具合悪い?」いくつかワイシャツのボタンを適当に留めて、話し出す。
「いや、あのね、ちょっと火傷しちゃって。」「どこ?あ、ほんまや。痛そー。」さらっと持ってかれる手のひらに不覚にもドキドキしてしまいます。「え、先生不在?」「あ、せやねん。汗かいてもうたから化粧直しに。」「え、この部屋こんなに涼しいのに?」思わず当たり前の質問を投げてしまう。けれど、すぐに藤井くんの背後にあるベッドの乱れ具合とか、目の前の乱れたシャツ、片方にエクボを作って笑う悪い表情に状況を察する。「まあ、こんなに涼しい部屋でもやることやったら汗かいちゃうやん?」途端になぜかあなたが恥ずかしくなってしまい「先生いないならいいや!」と逃げ出そうとするけれど、手を離してくれない藤井くん。「あかんよ、放っておいたら跡になってまうで?」そう言って以外にも器用に素早く手当てをしてくれる藤井くん。「ありがと・・・上手だね。」「器用やからね。」「 じゃ、教室戻るね・・・!」「うん。いってらっしゃい。」最後まで藤井くんの顔は見れずに、保健室から逃げ出そうとすると「先輩!!」呼び止められ、振り向くと先生の椅子に腰をかけた藤井くんが妖艶に笑って、
「火傷、傷んだら診たるから、いつでも会いに来てや。」
保健室の住人が施した治療は完璧だったはずなのになぜか、チクチクと包帯の下が痛む気がしました。


★PM 05:25
下駄箱から靴を出したとき、一本だけ包帯に巻かれた指に藤井くんの笑みを思い出して慌てて靴を床に落とす。思った以上に音が反響して周りに人がいなかったか見渡すと、傘立てに座る赤い髪が目に入った。
「神ちゃん、重待ってるの?」「うおっ!吃驚した。」後ろからイヤフォンを勝手に外すと爆音で漏れる音楽。リュックを背負った背中が縦に揺れた。同じクラスの神ちゃんとは家も近くて昔から腐れ縁。髪色はコロコロ変わるけれど、基本的には昔から何も変わらない。「重ならまだグラウンドにいたよ。」「いや、ちゃうくて・・・」「重じゃないの?」「ちゃうよ・・・」なんだか歯切れの悪い神ちゃんに疑問符を浮かべていると、急にその場に立ち上がる。その急な動きにも驚いたが、それよりも「あれ・・・神ちゃん背延びた?」「は、え、 急になんやねん!」「いや、だって・・・」神ちゃんよりも一段高い場所に登ってみる。それでも神ちゃんには届かなくって。「なんか、昔とは違うんだねー・・・」「何言ってんねん。」なぜか目をそらす神ちゃん。「・・・何も変わってへんわ。」「そう、かな?」「ええから、はよ帰ろ・・・」あなたの返事も聞かずに駐輪場の方に歩き出してしまう神ちゃん。慌てて背中を追いかける。ステッカーのたくさん付いた緑色の自転車を押して歩く。「自転車、乗っていいよ?」「ええよ。歩く。」「いいの?帰り、遅くなっちゃうよ?」「・・・察してや。」「なにを?」
「 ゆっくり、帰りたい気分やねん。」
「神ちゃん・・・」「・・・ん?」「自分で言っといて照れないでよ。」「照れてへんわ。・・・ほら、夕日のせいやろ。」「ふーん・・・夕日のせい、か。」
確かに、今日の夕日はとても赤くて、私の頬も神ちゃんと同じくらい赤く照らされました。

 

 

おしまい!!!だらだらと、ひたすら長かったですね・・・

そして描いていて途中で自分で思ったんですけれど、なにこのチープな恋愛ゲーム感?!

女の子めっちゃビッチみたいになっちゃった笑。

みんなキャラ崩壊だし、

特に、流星くんすみません・・・

保健室の住人にしたかっただけなんです・・・叩かないで・・・

すみません、高校生という遠い記憶をネタにしたのが悪かった。

 

 

ここまで読んでくださった方がいたらお付き合い、ありがとうございました!!!